大寒や過ぎし昔を偲ぶお茶

暮れの30日に間違って配達された郵便物をポストに
入れに行くときに蹴躓いて手首を骨折する。

病院は既に休診の所が多く救急病院を探して夫に
連れてて貰う羽目になった。

躓いた瞬間に全身を走り抜けた電気の走るような
痛さの中で悲鳴を上げても誰も出て来て呉れない
冷たさに身震いがした。

仕方なく起きあがり痛む手首を抱えて家にはいる時には手首は腫れ上がり
紫色に変色し立って居るのがヤッとだった。

舅はどうかしたかで嫁に対しては冷たかった。
ひとまず氷で冷やし救急当番院を探し手当をして帰る
と姑はお正月の仕度はどうするのとその事の方が
嫁の怪我より気が揉めるらしい。

痛み止めを飲んでひとまず落ちつて居る物の右手では
何もすることは出来ない。

病院の帰りに買ってきたお弁当でお昼は済ませること
が出来たが。

嫁いで来て15年風邪らしい風邪も引かずお産以外は床に付いたことが
無い我が身が恨めしかった。

家族中が嫁は元気で働いて当たり前と思っている。
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童話(愛・・・)

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或る片田舎に、のんびりと独りで暮らして居るお婆さん
がおりました。

お花が大好きなお婆さんは何時もお庭を綺麗に
手入れをして四季折々の草花が綺麗に咲いて
おりました。

ある時遠くに住んでいるお婆さんの息子さんが訪ねて
来て大きな牛を一匹置いてゆきました。

お婆さんのお花畑は,見る見るうちに牛が踏みつぶしたり、柔らかな花の芽を
食べてしまったそうです。

悲しく成ったお婆さんの目から涙が一杯出てきました。

その涙が、こぼれて土に落ちていきますと、土の中から新しい小さな芽が
沢山出てきました。

不思議なことに、牛はその柔らかくて美味しそうな芽は食べませんでした。

お婆さんは、そんな牛を見ている内にこの牛がだんだんと好きになってゆきました。

いつもより早く起きて牛のために牛が本当に食べたい草を探して来て上げようと
草刈りに行ったのでした。

お婆さんの優しい心が牛にも伝わったのか、牛とお婆さんはとても仲良しになり
ました。

息子さんが用事を済ませて牛を連れて帰ろうとしますと、牛が暴れてどうしても
ゆうことを聞きません。

困ってしまった息子さんは、その牛をお婆さんにあげて、独りで家に帰って行きま
した。

日の良く当たる庭で牛とお婆さんは、何時も仲良く、ひなたぼっこをしております。

周りには、今まで以上に綺麗なお花が沢山咲いてお婆さんを喜ばせております。


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夕陽

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薄化粧するかのように身を写し明日に繋げる夕陽美し

水鏡ガラス鏡と欲張りて黄昏れて行く夕陽はかなく

唯ひとつその存在の大きくて吾に与えし希望となりて

夕闇を畏るるなきか輝きて尚赤々と沈む夕陽よ

海山に今日のよきひを言い残し今落ちんとす赤き夕陽が




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夕焼け

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山の端に今落ちんとす夕日見て海と陸とが又明日ねと

冬空に飛行機がなくうら悲しただ赤々と夕日沈みて

キャンバスに今日の出来事ぶつけたかひと刷毛書きし我が心なり

この思い捨て所なく夕空に書きし悲しいひと刷毛の赤

黄昏れて天の梯子が掛かる夕茜の空が紫になる

日が暮れて広き空港我一人辿り着きたる此で良いのか




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茜空

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沈みゆく空なな色のグラデーション魅せられて飛ぶ旅路は遙か

夕焼けに向かい旅立つ飛行機の翼を染める御業すばらし

西陣の織機の音が響(きこえ)くる名工忍ぶか今日のゆうやけ

天かける天女の落書き美しき彩と錦(にしき)のクレパスの絵か



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