2005-03-18(Fri)
明るく強い人達・・闘病記

病院のラウンジからはお天気が良ければ、富士山がと
ても綺麗な姿で見る事が出来ます。
朝ご飯前の一時をそこで寛ぐのが患者さんの楽しみ
なのです。富士山を眺めながら熱いお茶を頂いて、
今日の自分を見つめる時間でもあるのです。
誰からともなく色々なお話が伺えます。皆さん淡々と話されるのです
が、かなりショキングなお話に返す言葉が見つからない思いを致しました。
63歳の男性の方が、ガウンの内ポケットからなにやらロケットの様な物を出されて私
になんだと思いますかと聞かれましたので、さぁ〜何でしょうか・・「抗ガン剤ですよ」・・
でも点滴がはいっておりません。今一番最前線での抗癌治療なのだそうです。余命は
後一年とのこと、キチンと告知して頂いて、良かったことお子様がインターネットで調べた最新の治療を病院が認めてくれたこと。奥様が腰が抜けて一ヶ月寝込んで仕舞った
こと。ご自信も1週間は眠ることが出来なかったことなどをまるで人ごとのように、話されるので・・
強い人と思いきやとても優しい方で、3月10日の大空襲で死んでいたと思えば50数年長生きできたのだから、思い残すことはないねと笑って言われました。
私達戦中派は、こう言う強さがあるのです。「そうですね。こんな平和なときが来るなんて思っていませんでしたから」・・・でお開きにした朝でしたが・・何故か富士山が霞んで
見えた朝でした。
「我々は何故こうまでいたぶられ平和の時代を垣間見ていく」
[ 更新日時:2005/03/19 08:13 ]


