大工と雨

朝早くに息子から電話が有った。雨が降っているという此方は今にも泣き出しそうだが降る気配はなさそうだと返事をする曇ってはいるけれども・・息子の方は降り方が夕立のようだという。困っている様子だがどうしてやることも出来ない。

昔から「大工殺すにゃぁ刃物は要らぬ雨の三日も降ればいい」と言われているように、材木を運んで来ないと仕事にならないらしい・・お昼頃には晴れてきたらしく怒って電話を掛けてきたが私が雨を降らせたわけではないので返事に困る。

トラックの手配が旨くいかないらしい、雨なので違う現場に貸し出してしまったら晴れてきたので怒っているのだ。男の子は難しいからこんな時にウッカリした返事はしない方が賢いのだ。

ウッカリしたことを言えば火に油を注ぐような物で余計に怒るだろうから・・いつまで経っても親には言いたいことばかり言ってくる。オイオイ・・もういい加減にしてよ・・良いおじさんなんだからと思うけれども・・

聞いて揚げるだけで気持ちが治まるのなら聞くくらいは幾らでも聞いて揚げられるから・・親は死ぬまで親を辞められないのだとしみじみ思うのでした。何時になったら
大人になるのやらと思いながらも、性格を知っているだけに可哀想にもなってくる。

キチントしないと嫌で、几帳面で予定通りに行かないのが嫌なのだが、自然が相手ではこれはもう致し方ないのだが、昨晩徹夜で図面を書いたのに・・と・・話している内に気持ちが治まったのかご免と言って電話を切った。

暫くぶりで、親元に来たので、子供に戻ったようだこんな事は普段はないのにと可笑しいやら可愛いやら変な気分の一日でした。

「世知辛い世を背に働く男達こぼせる愚痴は吐き出せばいい」
[ 更新日時:2005/04/27 07:55 ]
13:51 | 大工の言い分 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑