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2005-08-24(Wed)

姉妹

師走も押し迫って叔母たち親子が無事に満州から
帰ってきました。

13才を頭に6人の子供を連れての帰国は、大変
だったと大人になってから聞きました。

一番下の乳飲み子は引き揚げ船の中で亡くなって
水葬にしてきたそうです。

叔母達は、満州で現地の人達を沢山使って手広く商売をしていた様で終戦になって
からが大変だったと言っておりました。

ソ連が参戦してきたからで、現地の人に優しくしていたお陰で、現地の人達が、みん
なして庇ってくれたので。

外地からの引き上げにしては、早い便で帰ることが出来たようです。




その頃のラジオは、明けても暮れても尋ね人の時間ばかりで、聞くともなく母は聞いていたようでした。

直ぐ下の妹ですから口には出しませんでしたが、祖母の心配している姿が見ていられなかったようです。

九州から電報が這入り母に知らせが来ると、持てるだけの生活用品を掻き集めてリヤカーに積んで祖母の元に急いだのでした。

叔母達は、満人服に身を包み、破れた靴がこの引き上げの大変さを物語っていました。

リックサック一つの引き上げでした。

それでも親子みんなが無事に帰って来られた事だけで充分だと親戚中で集まって
お祝いをしました。

祖母はその時に、馴れない満州で商売が出来たのも現地の人のお陰で、今日無事
にこうして帰ってくることが出来たのも現地の人のお陰なのだから。

人から受けた恩は忘れてはいけない事。

自分が人にした施しは、直ぐに忘る事と私達孫に話して聞かせてくれました。



母が私と生活するようになってからは、この叔母は、季節の野菜やらお米やらを送
ってくれました。

その中には何時も母宛にお小遣いが這入っておりました。

引き揚げてきて落ち着くまでは、大変で何かと母が力になっていたようです。

こんな母と叔母を見ていると姉妹が欲しいなぁ〜と思った物です。

祖母の教えは身に付かない物のの、何処かで生きていると思います。
[ 更新日時:2005/08/24 12:29 ]
2005-08-24(Wed)

花火に寄せて

夏空を 染めて散りゆく 花火かな

秋風に 流れて上がる 花の火よ

散り残り 後の花火に 囲まれり

赤く燃え 秋風の吹く この心

散る前に 抱いて欲しいの 秋はなび


去りゆく夏
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