落ち葉2006 / 01 / 12 ( Thu )
「春もえて 秋に黄昏 病葉の いさぎの良さが 吾を励まし」
「散り落ちて 黙し語らん 過ぎし日を」 「枯れ果てて なお美しき 木漏れ日の 日だまり温く 夕まぐれ来て」 「傍目には あれよあれよと 日脚無く」 「東屋を 遠く眺めて 通いきる 木陰の中の 落ち葉の香り」 「香りたる 雨の過ぎたる 落ち葉かな」 「履き貯めて 持ち帰りたき 枯れ葉かな 靴の下にて がさごそと言う」 「秋来たと 言わんばかりに 枯れ落ちて」 「この先に 見知らぬ何か 隠れてる 探してみたい 秋深くして」 「曲がり道 あの日の姿 遠くなり」 |
冬の温もりの中で2006 / 01 / 12 ( Thu )
![]() 貴方は家に帰ると何時もキチント着物に着替えて おりましたね。 冬は、丹前に兵児帯を上手に締めて桐の下駄を 履いて歩く姿が素敵でした。 本当に着物がすきでしたね。そして実に上手に着ていました。 夏には浴衣着て袖を肩までたくし上げて淺草を闊歩している姿は、普段ではとても 想像が出来ない姿で。 火事と喧嘩は江戸の華とは言へサイレンの音がすると飛び起きて走り出して 行ったのは責任から。 貴方とのお話が決まるまで、長い年月が必要でした。 研究室で頑張らないといけない立場上身動きが 出来ない状態でしたから。 父や母が優しく見守っていてくれたお陰で晴れの日が 迎えられて。 母が私に、何も無いときには、沢庵を三通りに切って 出すぐらいの知恵で生きて行きなさいと教えてくれて 何も出来ないまま貴方の胸に飛び込んで。 あれから今年で45年の月日が流れました。 暖かな日差しの指すこの家で一人で暮らして 居りますと色々なことが。 走馬燈のように流れは消えて行きます。 二人して歩んだ季節が短いだけに心に残る物が 大きいのかも知れません。 貧しくても暖かな春の日差しのような家庭だったと。 子供達が、大きくなって時々話しに出て来る貴方は優しいパパで。 何時までも私達の心の中で生き続けて下さいね。 真夜中の電話で知らせが来たときに起きられない 私を起こしたのは。 玄関のドアーが叩かれて、、初めて飛び起きた私を 叱りながら病院に車を飛ばしたむすこ。 秋にしては、寒い夜でした。 あれから、二日後に貴方は旅立って逝かれました。 哀しみも無く、忙しさの中に身を委ねてアット言う間の日にちが過ぎて行き。 私が元気でいることが何よりの供養と勝手に解釈 して。 母が貴方の元に嫁ぐ日に「働き亭主に始末女」 を忘れないで。 男が必要とする物は、反対したら男は出征が 出来ないから。 と言われて嫁いできましたが。 果たして貴方に取って私は、良い相棒で在ったのでしょうか。 春のような冬の日溜まりの中でぼんやり考えた午後でした・・・ 「日溜まりの 温さがさそう 誘いに 過ぎた昔が すけては消えて」 |
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