竹の子生活を知っていますか



日曜日に降った雪が日陰ではそのまま残っている。

気温が低く北風がとても冷たくなにも無くなって
しまった焼け野が原で住む所も無く過ごしていた
敗戦の年も今年のように寒かった記憶がする。

人々は何処からこの焼け野が原から立ち上がって
今の様な生活を楽しむ暮らしに辿り着いたのだろうか。

住む所とてなく、身に纏う衣服とて満足には無く真冬の寒い中素足の
子供の足からは、あかぎれが切れて血が滲んでいた。

戦時中よりも酷くなった食糧事情に、僅かな手持ちの衣服はブツブツ交換で
食料に化けていった。

こうして餓えを凌ぎ生きて来られたのは、父母のお陰だと思う。

朝早くから、大きなリックサックを背負い電車やバスも走っていないところを
食料を求めて歩き続けて呉れたのだから。

お金より物がない時代には、品物でないと中々食料は手に入らず喰わんが
為には相手の言うが儘だった様だ。

我が身を剥いで生きることを竹の子生活とは旨くいたものだと思う・・・

日溜まりで編みかけのベストを手にしながらフト思い出してしまいました。


「身を剥ぎて 長き道のり 果てしなく」
21:40 | 私の戦後記録 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑