日暮里で乗り換えて京成電車に乗ると電車が
カーブしたところが新三河島駅。

電車がホームを離れると目の前に一本の大きな
煙突がニョキッと現れる。

仕事で疲れたからだが何となくホットする瞬間で。

次々と変化して行くこの煙突は千住名物のお化け煙突で東京電力の火力発電所
千住工場の物で今は知っている人が少ないと思う。

電車の揺れに身体を任せながらこの煙突の変化を楽しんで一日の疲れを癒やした
ものだ。

一本が二本になり三本そして電車がカーブするに従って4本見えた所で又一本
になって鉄橋を渡れば千住大橋の駅に電車が滑り込んでいる。

駅を出て右側に行けば立派な千住大橋が隅田川に架かっている。

その少し手前が築地に継ぐ大きなヤッチャバ「卸売り問屋街」で貧しい生活を何かと
助けてくれたところで懐かしい。

この中のお寿司屋さんは絶品で荒くれたお兄さんやお酒とタバコを気にしなければ
朝早くから美味しいお寿司が安い値段で食べられたのは幸せだった。

千住大橋にには色々な想い出が沢山有るのでこれからも書き続けて行きたいと
思っている。

今は無くなって仕舞った都電が走っていた頃この橋を渡って淺草へは好く遊び
に行った。

ロッテの球場が出来た頃は駅に着くと球場の明るさで目が覚めたような気がした
記憶も懐かしい。

吾妻橋も懐かしい時代小説には好く出てくる橋で橋と人間の関わりを橋は時代
ごとに記憶に留めていてくれる。

隅田川にはこの川の流れと共に生活をした者にしか判らない郷愁がある。


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