2006-08-13(Sun)
孤独

マウンドに立って彼は今自分が置かれている立場を改めて
感じたのだ。
ユニフームーのズボンのポケットに自然と手がゆく
取り出したハンカチで額の汗を拭う。
これから始まる大切な試合が観衆のざわめきで彼の全身に伝わってくる。
ハンカチをズボンのポケットに皺にならないように終うことで
自分に自分で言い聞かせていた丁寧に投げよう・・・と。
先程から母親が階下から大きな声で呼ぶ声を聞きながら返事だけで
降りていく気にならないでいる。
降りていったところで・「あれは持ったのこれが必要だと思うわ」
とやたら荷物が増えるだけだから何時までも子供扱いされている
ことに少し腹が立っていたのだった。
友達に言わせると贅沢な話しだと言われるのだが・・・


