大八車

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叔父が牛小屋から牛を引き出してくると牛に藁で編んだ草履を履かせて
今日は山の畑に芋を堀に行くと言う。
牛の背中に木枠で出来た鞍を乗せて大八車を取り付けると目の粗い
目篭が幾つも乗せられて筵を4つに畳んだ物が敷かれ私と小さい従姉妹はそこに腰を掛けて乗せられ山の畑えと向かった。

その頃の農道は大八車の轍で一本の道が三本の道のように別れていて
大八車の輪が上手くそこの窪みに這入らないと牛が山に登るの大変だったようだ。
手綱を握る叔父ちゃんは牛をとても大事にして轍に車輪を合わせるのが上手だった。
自分たちのお昼ご飯と牛の水飲み桶は大八車に積むのを忘れてはいなかったし牛は登りには強いが沢山のお芋を積んで山を下ることは大変で
何時も手綱を握り牛と共に歩いて山を下りてきた。

薩摩芋が出回る季節になると思い出す大八車の思い出です。

リヤカーが手頃な値段で買えるように成るまではこの大八車と牛は
農家の貴重な運搬屋さんだった時代が戦後も長く続いたと思う。
鉄や金物がない時代には木で出来たこの運搬車は大切に使われて
いたのです。

大八車の乗っているサイトは此方です。
牛が引く大八車はモット車輪が小さく木組みが頑丈でした。
写真の大八車は人間が引いていた物です。
18:28 | 故郷 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑