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ひなたぼっこの縁側日記

日々のことをつれづれなるままに書いて行きたいと思います。
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果てしない道のり

真夏の暑さの中で術後の身体は持て遊ばれる様に
疲労しきっていた。

何とか落ち着く先を探さないと先に進むことは出来
ないと苛立ちと身の不幸が情けなかった。

あの日転院をさせなければもしかしたら植物人間の
侭で人生を終わらないで済んでいたかも知れないと
思う。

話すことも動く事も出来ないまま転院の為にカニューレが外されて
仰向けの侭寝台車に揺られての2時間近い移動は辛かったと思う。

主人の頭の下に差し込んだ私の腕は当に麻痺をしていて感覚がない。

車が東名高速に差し掛かった時点で主人の
意識は無くなっていた。

赤色灯を点けての猛スピードで走っては呉れた
けれど看護婦一人添乗させて呉れた訳では無い
大学病院の仕打ちが恨めしかった。

受け入れ先の病院に着くと直ぐに気管切開の手術が
行われ再び長い昏睡状態に落ちていった。

世の中で役に立たなくなった人間の末路を垣間見た
瞬間だった。

私が看護の疲れからこの病院で倒れ隣の病室に収容されたのが
6月の末で43歳の時で医療体制は旧態依然としたままで
一向に改善されぬ侭悪くなる一方だと思う。
[ 更新日時:2007/10/12 08:39 ]

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