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ひなたぼっこの縁側日記

日々のことをつれづれなるままに書いて行きたいと思います。
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使い出が無くなりましたが

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使い古しの5千円札を手にして、急に一葉の「たけくらべ」を読んでみたくなりました。
下谷の竜泉寺にある一葉記念館には、近くに住んおりましたので行ったことがあります。

「だいもんのやなぎいとながけれど・・」の書き出しで始まる、「たけくらべ」の世界・・
下町の、子供達の生き生きした姿が、実に良く書けていて、今にも、あの「駄菓子や」
から腕白どもが、飛び出して来るのでは、その腕白達を上手くあしらう「みどり」の
幼いながらも、姉御肌の気っぷの良さといずれはそうなるであろう世界での生きて
いかざるを得ない姿を、暗示させるかのような幼いながらも男の心を妖しくも操る様
が見事に書き出されています。
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「真如」に対する儚い思いは奇しくも「みどり」が女の印をみて床に伏せているときでした。
小雪の舞う寒い朝1本の水仙に思いを託し櫺子格子に挿して旅立つ「真如」の想い。
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今の時代では、考えられない美しい物があります。

孫に、この話を、しましたら考えられないで片づけられそうですが。

心に秘めた初恋の思いでは、何時の時代でも美しく在って欲しい物です。

今は、吉原もなくなって観光客用の「花魁道中」が、在るだけとか
遠い明治の時代に、一時を、タイムスリップした時間でした。

 「大門も駄菓子屋もなく竜泉寺5千円札にて懐かしむ」

*夏の旅行で上高地の帰り安曇野のちひろ美術館で本を見つけ買ってしまいました。
旧かな使いより難しい原文のままの文章の流れが素敵で何回も読んでおります。

ちひろの挿絵のかわいらしさに惹かれ手にすることが出来た喜びは例えようもなく
良い旅行のお土産となりました。

ちひろの挿絵の小川 未明著 「赤い蝋燭と人魚も」持っております。宝物として。
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