ひなたぼっこの縁側日記

日々のことをつれづれなるままに書いて行きたいと思います。
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別れ

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人は、自分より少しでも不幸だと思う人を見たときに直ぐに可哀想にと思ったり
言ったりしがちですが。

人生なんてそんなに簡単に幸とか不幸とか言い切れない物があると思います。

何時も通っております教会に一人のフォームレスの方が来ておりました。

ご自分の分を良く辨えて居られたのか、何時も礼拝堂の後ろの席で静かな
祈りを捧げておりました。

私達は特別に拒否も致しませんし、差別をすることは有りませんでした。

愛餐会の時には、共に食事をして過ごして居りましたから、彼がフォームレス
である事すら知りませんでした。

何時も沢山の荷物を持っていることだけが、気になっていただけでした。

バブルの崩壊で職を失い家族を失い生きる気力を失った彼を唯一支えたのは
幼い時からの信仰の様でした。

教会に来る日の前の晩は、公園の水道で身を清めて、礼拝に来ていたようです。

こんな彼が、新聞で読んだ幼い子供の病気の祈願に江ノ島の海で水垢離をして
いて倒れて、姿を見せなくなりました。

彼の荷物の中から教会の週報を、手がかりに牧師の所に連絡が有って、牧師先生が
彼のために奔走し病院に入院をすることが出来たのでした。

暖かいベットに横たわり、こんなに人生の最後に来て天国にいられるような、幸せな
想いが出来るとは思わなかったと言っていたそうです。

遠く離れた親兄弟にも連絡致しましたが、梨の礫でお返事は無かったようでした。

短い時間でしたが暖かい看護の元に天国に召されて行かれました。

教会員の手によって心からなる、お別れ会をして、教会の墓地に、安らかに眠って
おります。

週報の整理をしておりまして彼が逝って3年の月日が流れたことを思い出しました。

安らかにお眠り下さい・・・


Comment

こんな世の中が嫌です
編集
kanchanさま
悲しい時代が来てしまいました。
妻子も親も振り向かず・・・

何がそうさせているのでしょうか。
良いお家柄の方でしたが。
2009年05月25日(Mon) 17:04
編集
亡くなられた方は、家族にも見向きもされないような状況なのに、新聞で知った子供のために命をかけてお祈りをしたのですね。
最後に短い時間だけど天国のように感じられる時間が有ったようなので、私も少しほっとしました。
2009年05月21日(Thu) 00:06












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