ひなたぼっこの縁側日記

日々のことをつれづれなるままに書いて行きたいと思います。
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小正月

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姉が出掛けて独りになった、兄から電話があり、眼科に行きそびれる。

今だから話せる昔話に花が咲き、小一時間ほど話し込む。

小正月の、繭玉のお飾りが奥の部屋一杯に飾られその下で大の字に
寝そべり、見上げた満開の繭玉飾りの美しかったこと。

農閑期の冬には沢山の行事があり、退屈することなく、身体を動かし
手を使い、人々の交流が賑やかだった昔が懐かしい。

男の人は、細い縄を綯うて今年の収穫を思いながら一年使う俵を編む。

自然乾燥だった、米も麦も筵に広げて庭に干すのでその筵編みも大変だった。
学校から帰るのを待って良く手伝わされたものだ。

俵の編み方も、筵の織り方も覚えている。

娘時代の私は母と、お三が日が開けると、裁ち板の前に座り、仕立物に
追われるのだった。
20日正月に里帰りをする、新嫁さんのお仕着せの仕立てを頼まれ大忙しだった。

20日には、新しい着物を着たお嫁さんが、自転車の後ろに乗り嬉しそうに
ご主人の腰に手を回して野良道を行くのを見ると、此方までが幸せになり、
自分にもいつかこんな日が来る事を願うのだった。

時々、暇なご隠居さんが、訪ねて来ることがある。
見たことのない人だが、その人が「月下氷人」で有ることを年頃の娘を持つ
親は目ざとく感じ取り、丁寧に持てなすのだった。
こうして、秋には彼方こちらで目出度い結婚式が執り行われるのだった。

農閑期には、人それぞれが、農事を離れても暇を持て余すことなく自分の
分に合った仕事をして、来る春を待つのである。

小さな子供の頃は、夜は、夜でカンテラを点けて「泥鰌取り」に連れ出されたものだ。
カンテラとバケツを持つ手が冷たくて嫌だったが、長靴を履き泥鰌ばさみを
持つ兄が頼もしく見えて泣き言も言わずに良くついて回ったものだ。

兄の話は彼方に飛び、此方に飛びで付いて行くのが大変だけれど遠くなった
故郷が目の前に蘇り、幼い日に戻った一時を過ごせたのだった。

*振り返る 故郷思う 話して
         二人で過ごす 小正月の日

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