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2005-08-14(Sun)

クラス会名簿



クラス会名簿に目をやると「死亡」の人が年々増え
て来る・・年だなぁと思うこの頃です。

中に一人気になる人が居ました。

彼は戦災孤児だったのです。

東京から母方の親戚に引き取られては来た物の
の、何かと不自由な生活を送っていました。

中学生とも成りますと年頃ですし、余り友達も作りたくないようで何時も一人で講堂
の壁にもたれて青い空ばかり見ている男の子でした。

同じ東京の空の下にいたと思うと気になって仕方有りませんでした。

特に学校でお金を集める日には、黙って外に出て行ってしまうからです。

クラス担任の先生は、何時も黙って彼の分をソット渡してくれました。

必ず「誰にも言うな」が口癖でした。

彼の名前の横に「死亡」の字を見付けてホッとしたような、物悲しいような気がした
のも八月十五日が近いせいかもしれません。

迎え火を焚くからね・・「明君」・・
20060723164045.jpg

私の結婚話が決まって遠い親戚のお義姉さんと逢ったときに聞いた話ですから。

この人自身のことなのか、友達のことなのかは分からないのですが。

こんな事にまで戦後が尾を引いているとは、思いませんでした。

余りにも可哀想で。

ご主人の戦死の公報が這入ってまもなく終戦になり、近所で戦死の公報が這入った
にも拘わらず復員してきた人が居たので、待つこと一年余りだったそうです。

もう帰ってこないからと諦めて、ご主人の弟さんとのお話が纏まり結婚式の日に、何とご主人が帰ってきたのだそうです。

戦争は、こんな悲劇も生み出す恐ろしい物なのです。

彼女は弟さんと結婚するしか選ぶ道が無かったようです。

命を掛けで祖国のために戦いヤット奥さんのいる我が家に戻ってきたのに、どんな
気持ちでこの家を後にしたのでしょうか。

その晩「二人の幸せを祈る」の置き手紙があったそうです。

今は二人とも鬼籍に移りましたが。

***********************************

これで私の戦争体験記は終わります。

二度と戦争が起こらない事を祈りつつ・・

長いことお付き合い下さいまして本当に有難う御座いました。

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